9月1日(土)
2007年 09月 03日
おおおお・・・9月となりました。6月議会が終わってあっという間の3ヶ月です。
市内の幼稚園・学校では、暦から3日の新学期スタートですね。しかし川西市立川西中学校では、2学期制を取っていまして、秋休みを少し取っていくことから、もうすでに夏休みを終えて学校が始まっていることかと思っています。まだまだ夏の疲れが取れないで、身体が外気温からの調整がなかなかとれなくて、だるいなあと思われる身体ではないでしょうか。十分休養を取れるように調整していくことが大事かと思っています。
何はともあれ疲れが残らないように・・・・。
午前中 資料のまとめで自宅で。
13:00~16:00 神戸ラッセホールで。
「ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議 第18回総会」に出席
講演「子ども虐待の現状と地域の課題」
山梨県立大学人間福祉学部 福祉コミュニティー科 西澤 哲さん
初めて聞く西澤 哲さんの講演でした。施設を回って勤務し、現状を身体で感じて取り組んでいかれている実際に、私自身も触発され、現状認識を地域(川西市)でしっかり把握していくことからはじめたいと思いました。その内容の一部を記録しておきます。
<「しつけ」における体罰の有効性の検討>
・「体罰」と「しつけ」の似ている部分は、行動を抑えていくことができること。
・「体罰」では、「恐怖」や「痛み」による行動の制御であるので、「恐怖」を与え続けなければ有効にならない。またその「恐怖」を増量していかなければ継続性の意味がなくなる。
・「しつけ」では、「他者」から言われるのではなく、「自律」による行動制御。
子どもを「あやすこと」の繰り返しで、自分で自分を「あやす」すべを獲得。
西澤さんによると、親の「しつけ」として「体罰」を自分の子どもに科していくことを正当化していることがあるが、それはまちがっている。
<虐待がもたらす子どもの身体・心理・行動面への影響>
・この部分で特に強調されていたのは、成長障害:特に低身長・全般的な不衛生状態や虫歯の多さなど
・行動・情緒面で、不安がいっぱい・自信の欠如・自信欠如による虚勢・感情抑圧か爆発。
・要注意事項として多動の問題があり、ADHDとの混同が危ぶまれる。現在ADHDの過剰診断を危惧する。
<子ども虐待と学校の課題>
・学校教育の前提が適用できない親との関係
・学校の日常に「適応」できない子どもの増加・・・子どもを「抱える空間」の必要性
・増える「出席停止」と求められる「治療的教育プログラム」
・虐待を受けた子どもの学力保障の問題・・・・学力遅滞による2次的ハンディキャップ
<市民社会の緊急課題としての虐待対応>
・推定発生件数は、「不登校」なみ:年間十数万件
・少子化社会だからこそ、生まれた子どもを大切に。
子どもの数は減少、しかし生まれた家庭で養育できない子どもの増加。
・幸せな子ども時代が生産的な成人を作る:虐待対策は、明日の日本つくり(次世代育成)
・なぜ「市民」なのか? 市民にしかできない「革命」の必要性
疑いがあれば自治体に発信を!!それは市民としての子ども虐待を少なくする一歩というメッセージ
18:00~21:00 三田での 阪神政策研究会定例会
今回は三田市の檜田市議が場を三田で設定して下さり、川西市が資料を提供して研究会をすすめていくというものでした。
私の方からは、
①学校図書館図書整備状況について
②伊丹学区公立高等学校 新しい選抜制度について
③川西市子どもの人権オンブズパーソン制度の概要
の3つの資料を提示しました。
伊丹市・西宮市・宝塚市・三田市・川西市の市会議員と掛水県会議員でつくっている研究会で、かつて教育現場で教職員として勤務し、今議会でその発信の場を持っている8人の会ですが、今夜からは、たつの市議会議員の武内純一さんも加わってのにぎやかなものになりました。次回は、12月に川西で場を設定し、伊丹からの資料提示で会を進めていくことになりますが、たつの市に伺いながら勉強会をしていく機会も持てそうです。
市内の幼稚園・学校では、暦から3日の新学期スタートですね。しかし川西市立川西中学校では、2学期制を取っていまして、秋休みを少し取っていくことから、もうすでに夏休みを終えて学校が始まっていることかと思っています。まだまだ夏の疲れが取れないで、身体が外気温からの調整がなかなかとれなくて、だるいなあと思われる身体ではないでしょうか。十分休養を取れるように調整していくことが大事かと思っています。
何はともあれ疲れが残らないように・・・・。
午前中 資料のまとめで自宅で。
13:00~16:00 神戸ラッセホールで。
「ゆたかな教育の創造をめざす兵庫県民会議 第18回総会」に出席
講演「子ども虐待の現状と地域の課題」
山梨県立大学人間福祉学部 福祉コミュニティー科 西澤 哲さん
初めて聞く西澤 哲さんの講演でした。施設を回って勤務し、現状を身体で感じて取り組んでいかれている実際に、私自身も触発され、現状認識を地域(川西市)でしっかり把握していくことからはじめたいと思いました。その内容の一部を記録しておきます。
<「しつけ」における体罰の有効性の検討>
・「体罰」と「しつけ」の似ている部分は、行動を抑えていくことができること。
・「体罰」では、「恐怖」や「痛み」による行動の制御であるので、「恐怖」を与え続けなければ有効にならない。またその「恐怖」を増量していかなければ継続性の意味がなくなる。
・「しつけ」では、「他者」から言われるのではなく、「自律」による行動制御。
子どもを「あやすこと」の繰り返しで、自分で自分を「あやす」すべを獲得。
西澤さんによると、親の「しつけ」として「体罰」を自分の子どもに科していくことを正当化していることがあるが、それはまちがっている。
<虐待がもたらす子どもの身体・心理・行動面への影響>
・この部分で特に強調されていたのは、成長障害:特に低身長・全般的な不衛生状態や虫歯の多さなど
・行動・情緒面で、不安がいっぱい・自信の欠如・自信欠如による虚勢・感情抑圧か爆発。
・要注意事項として多動の問題があり、ADHDとの混同が危ぶまれる。現在ADHDの過剰診断を危惧する。
<子ども虐待と学校の課題>
・学校教育の前提が適用できない親との関係
・学校の日常に「適応」できない子どもの増加・・・子どもを「抱える空間」の必要性
・増える「出席停止」と求められる「治療的教育プログラム」
・虐待を受けた子どもの学力保障の問題・・・・学力遅滞による2次的ハンディキャップ
<市民社会の緊急課題としての虐待対応>
・推定発生件数は、「不登校」なみ:年間十数万件
・少子化社会だからこそ、生まれた子どもを大切に。
子どもの数は減少、しかし生まれた家庭で養育できない子どもの増加。
・幸せな子ども時代が生産的な成人を作る:虐待対策は、明日の日本つくり(次世代育成)
・なぜ「市民」なのか? 市民にしかできない「革命」の必要性
疑いがあれば自治体に発信を!!それは市民としての子ども虐待を少なくする一歩というメッセージ
18:00~21:00 三田での 阪神政策研究会定例会
今回は三田市の檜田市議が場を三田で設定して下さり、川西市が資料を提供して研究会をすすめていくというものでした。
私の方からは、
①学校図書館図書整備状況について
②伊丹学区公立高等学校 新しい選抜制度について
③川西市子どもの人権オンブズパーソン制度の概要
の3つの資料を提示しました。
伊丹市・西宮市・宝塚市・三田市・川西市の市会議員と掛水県会議員でつくっている研究会で、かつて教育現場で教職員として勤務し、今議会でその発信の場を持っている8人の会ですが、今夜からは、たつの市議会議員の武内純一さんも加わってのにぎやかなものになりました。次回は、12月に川西で場を設定し、伊丹からの資料提示で会を進めていくことになりますが、たつの市に伺いながら勉強会をしていく機会も持てそうです。
by tsudahibi
| 2007-09-03 15:04