7月1日(土)
2017年 07月 03日
「部落解放」7月号で、ファースト!-この悪魔のささやき 奥田知志さん(NPO法人抱撲理事長)を読みました。
民主党政権を取った時の、「チャイルド ファースト」「チルドレン ファースト」なんていい響きだったことでしょう。 以後 アメリカ大統領「アメリカンファースト」(アメリカ第一主義) EU離脱のイギリスでも、移民、難民の受け入れについてNO。
そして都議会議員選挙でも「都民ファースト」の連呼。そこには落とし穴があるという。なるほど…。
◇「ファースト」を宣言した途端、「セカンド」「サード」が生まれると。 ・アメリカでは、「ファースト」を宣言し、同時に入国禁止7か国を発表している。
・「都民ファースト」と言えども、六本木の高級マンションにすむ人から、木造モルタル安アパートに暮らす人まで存在する。一括りにしてみても何の意味があるのか。
・復興大臣の「東北でよかった」発言にもファーストが見える。 ◇多くの人々は「ファースト」は自分のことだと信じ期待する。「ファースト」と言ってくれる指導者が救世主のようにみえる。
「ファースト」という言葉は、「普遍的価値」に対して宣言するようにしたい。『いのち』『平和』『人権』これらが本当の「ファースト」だ。
普遍的であるがゆえに自分だけが幸福になるとか、自国だけが豊かになるということにはなり得ない。 振り返って思うが、当時の民主党の言った「チルドレン ファースト」それはその当時の政権に対して、あまりに目を向けてはいない貧素な子どもへの政策を変えていくべしとして用いた言葉。それはあり!!!
しかし「都民ファースト」「アメリカンファースト」の言葉には、要注意と実感。
by tsudahibi
| 2017-07-03 11:52