3月26日(火)
2013年 04月 12日
2013年第一回定例会 いわゆる3月議会閉会。
すべての議案が可決されました。しかし一般会計予算審査では付帯決議を付けています。川西都市開発株式会社に関連して、
~略~しかしながら、今般示された川西都市開発株式会社への経営支援策で返済猶猶予の期間(津田注:12年間)を付し、無利子による20年間の長期貸し付けに転換することをはじめ、同社が経営するアステ川西の6階フロアを購入するほか、同社が金融機関から受ける追加融資の損失補償を行うことに加え、アステ川西における空き店舗等の解消を促進するため、新たに経営健全化助成制度を創設し、年間最大3477万4000円の助成を行うなどさらなる支援を行っていくとの方針が示されたところである。(中略)
1、アステ川西の地権者賃料見直し等にあたっては、川西都市開発株式会社による経営再建計画に掲げられている取り組みが着実に達成できるよう、市としても経営監視の役割を果たされたい。
2、同社への経営支援については、迅速な取り組みの下、明確な成果を収めるとともに、この経営支援策がかかる成果を得られないとの判断に至った場合には、時宜にかなった英断を下されたい。
平成25年3月13日
一般会計予算審査特別委員会
川西都市開発株式会社経営支援事業で、一般財源から、3477万4000円がつけられており、多機能型市民サービスセンター整備事業に、5億4026万7000円がついています。アステ川西6階フロアを取得し、駅前立地を生かして、多くの市民が利用できる多機能型市民サービスセンターを整備する。という内容で、
財源内訳は、一般財源 1586万7000円
國県支出金 1億7000万円
地方債 3億5440万円
さらなる支援策で進むことを決していますが、市単独の経営ではなく第3セクターでの市の役割は、出資金からして4割というものです。土地は地権者が多くを有しているので、まずは地権者との合意を取り付けることからのスタートとなっていきます。
市として議会発信を背に、市民にとってのすみよいまちづくりの一歩にあたるように、決して地権者さんの有利にのみゆだねられて行かないよう、付帯決議の重みを実行していくことです。共に注視していきたいです。
また川西市としての基金の状況がよくない。
平成23年度年度末では、38億2196万3000円でした。
平成24年度補正時では、56億8353万6000円となってきておりました。
しかし、しかしです、
平成25年度当初予算時(案)では、20億1288万7000円です。
中期収支見込みで平成25年度末には、 41億9500万円
こんな変動が起こっています。
用地先行特別会計において、
①平成27年までに毎年20億円以上の公債償還が必要となり、その財源を確保するために、積み立てた基金を年次的に取り崩し、一般会計からの繰入金と合わせて償還に充当することとしていましたが、一般会計において、
②国民健康保険事業特別会計への繰出金や社会保障経費が増えたこと及び病院への貸付金の返還の見込みが立たないことなどから、一般会計において、国民健康保険事業特別会計への繰入金を確保することが困難となり、減債基金からの繰り入れを増額しての対応となっているのです。
つまりは、川西市の病院事業・国民健康保険事業など、国の施策と連動していくものですので、国への働きかけなくしては成り立つものではありません。しかし国事情が一挙に変わるものでもなく、政権交代時から交付金などの決裁も変化してきている不安を思います。待つまでもなく日常がうごいてますので、市としての対応策は待ったなしです。
by tsudahibi
| 2013-04-12 09:20